私がこの仕事に就いたのは、まったくの偶然からでした。
ある日、腕に鋭い痛みを覚え、「若さに任せて無理をしたなぁ」と、近隣の接骨院に通い始めたのがきっかけでした。
そこでは、痛み止め薬や湿布薬は使わず、先生の手といくつかの施術機械が痛みを癒していくのが分かりました。
筋肉や身筋、骨や関節といった部分を肌越しにさわることで、先生の手は、体の中の「治りたい」力を引き出していくような、そんな様子が印象的でした。
今もなお、あの光景が深く心に残っています。
私は利用者様のお体からの「治りたい」「楽になりたい」というメッセージを受け、利用者様自身の治癒力を高めていくお手伝いをしているのだと感じています。